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日本自費出版文化賞授賞式

 この度、『ピンクの車いすを街の風景に』が、第21回日本自費出版文化賞の個人誌賞という、名誉ある賞を頂き、去る10月6日(土)、授賞式に出席してきました。 共著してくだった川手晴雄さんは、この本について「これは障害者が書いているけれど、障害者の本ではない。一人の人間が自立して生きていくことの楽しさ、素晴らしさを描いている」とおっしゃって下さいました。何よりもの誉め言葉でした。 また初めての本の執筆にはあたり、時にやさしく、時に手厳しく、手ほどきししてくださったお二人、図書館司書の吉田美知子さんと本の編集プロダクションの斉藤敦子さん。お二人には本当にたくさんのことを教わりました。本のイラストを担当して下さった福井若恵さんや、表紙のデザインを担当して下さったコメヤブックスの吉田幸平さん和古さんご夫妻。印刷・製本にあたっては、株式会社文伸さんが丁寧に仕上げてくださいました。多くの方の思いが紡ぎ合って、一冊の本を完成させることができました。 この本が障害者と健常者の垣根を超え、人と人とがつながっていくきっかけになるよう、一人でも多くの人にぜひ読んでいただければと願っています。 (宮城)